『本当にはじめての遠野物語』

執筆、出版

【2023年6月14日発刊】

「主人公はいない。長編小説でもない。
 ファンタジーでも、迷信でもない。
 もう一つの世界をめぐる、本当の話。」

構想7年。河童、ザシキワラシ、天狗。日本民俗学の夜明けを告げた歴史的名著『遠野物語』を、かつて10ページで挫折した著者がおくる、絶対にくじけず、楽しく深く明快に学べる、はじまりの一冊。さぁ、めくるめく物語の世界へ!

「いま手にとっていただいている『本当にはじめての遠野物語』は、そんな僕のように数ページで断念してしまった人をはじめ、なんとなく知ってるけど読んだことのなかった人、またこの先もひょっとしたら読む予定のない人にこそ、読んで欲しいと思って書いた本です。読み方のコツや楽しみ方さえわかれば、絶対に『遠野物語』は面白い本、教材になる。そう確信しています。さあ、食わず嫌いは今日でおしまい。めくるめく物語の世界をのぞき込んでみましょう。」(「はじめに」から引用)


【内容】
◇はじめに
◇遠野とは?
◇『遠野物語』とは?
◇登場キャラクターの紹介(河童、天狗、山男、山女、ザシキワラシ、オシラサマ、ヤマダチ、魂、狼と猿)
◇『遠野物語』誕生の秘密① 出会い篇
◇『遠野物語』誕生の秘密② 地理篇
◇『遠野物語』に込められた想い
◇おわりに
◇はじめての遠野物語にオススメな本

【概要】
・1,980円(税込)
・96ページフルカラー
・『遠野物語』の舞台を歩けるオリジナルマップ付
・ISBNコード:978-4-9913413-0-4

【著者】
富川岳 (とみかわ・がく)
1987年、新潟県長岡市生まれ。高崎経済大学経営学部卒業。都内の広告会社でプロデューサーとして勤務した後、2016年に地域プロジェクトの立ち上げで岩手県遠野市に移住。翌年、地域史研究家の恩師との出会いで『遠野物語』や民俗学の世界に戦慄し、深く傾倒。以来、遠野にいる強みを活かして民俗学をベースとした様々なプロデュースや創作活動を行っている。また、柳田国男も遠野滞在中に目にし、『遠野物語』序文にも登場する「張山しし踊り」にて郷土芸能の舞手としても活動中。平地人と山人の両面を持ちながら文化振興に励む日々をおくる。株式会社富川屋代表。遠野文化友の会副会長。遠野市観光協会理事。共同著書に『お盆本』。単独の著作は本書がはじめて。

<初版完売&重版決定>
発売4ヶ月でお陰さまで初版2,000部が完売しました。2023年12月に販売開始した第2版では『遠野物語』の舞台を歩ける完全オリジナルマップ付で1,800円+税となります。

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著者:富川岳 / 編集:宮本拓海 / デザイン:白水雄治(CHACO) / 切り絵・イラスト: 鳩乃羽子(CHACO)