ノ馬
工芸品、リーフレット、Webサイト、生産体制
冬の手仕事として古くから遠野に伝わってきた“馬っこ”を、現代の暮らしにも馴染むスタイルにリデザインしました。プロダクトだけではなく文化ごと引き継ぐことで、手仕事の継承と発展を目指しました。藁がカビやすい夏はお休みして、制作および販売は秋から春までとしました。インテリアにもなるスタンダードライン、そして、馬産の神を祀る荒川駒形神社の公式なお守りであるオリジナルラインの2種類があります。2020年には制作したPRツールが岩手ADC賞を受賞しました。
https://nouma.jp
ワークショップを通して変化した作り手の意識
プロジェクトの発足当初、後継者としてノ馬作りに関わってくれていたのは1名。その後、夏のワークショップ参加者の約半数が後継者育成講座に引き続き参加してくれたことで、作り手が10名ほどになりました。回を重ねるごとに後継者としての自覚も芽生え、ノ馬作りのクオリティだけでなく、活動を続けていくためのアイデア出しなども活発となって、チームで行う活動の良さを感じています。
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企画・ブランディング:富川 岳/プロデュース:岸本 麻衣/デザイン:佐々木 崇(株式会社トランク)/コピー:宮本 拓海