ここから見える物語

『遠野物語』の話者・佐々木 喜善が生まれた物語の聖地であり、国の重要文化的景観にも選ばれている遠野市土渕町・山口集落。この本の制作が始まったのは、集落の暮らしや食について、ひとりの女性がコツコツと書き溜め、撮り溜めてきた一冊のスクラップブックがきっかけ。集落の暮らしを本として形に残して、伝え続けていきたい。女性の想いを聞いた制作チームの熱意によって、約2年の制作期間を経て発行されたこの本では、四季の暮らしを「食」を通して見つめ、料理とその背景、想い、作り方、食材の保存方法などを紹介しています。

プロジェクト実施期間 2017年10月〜2019年9月

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企画・プロデュース:富川 岳/デザイン:橋本 亮子/編集・ライティング:宮本 拓海/写真:奥山 淳志